Cygwinに付属しているコマンドや、CygwinでコンパイルしたプログラムをWindowsのコマンドプロンプトから使いたい時があります。
そんなときは、この方法を試してみてください。
方法1:Cygwinにパスを通す
<Cygwinインストールディレクトリ>¥binにパスを通せばコマンドプロンプトから実行できるようになります。CygwinインストールディレクトリがC:¥cygwinなら、C:¥cygwin¥binにパスを通してください。
これでコマンドプロンプトからCygwinのプログラムを使う事が出来ます。
パスの通し方が分からない方は、こちらを見てくださいね。
Windowsプログラムパスの通し方
この方法では、そのパソコンにCygwinが入ってないといけません。 でも、場合によってはCygwinが入ってないパソコンで実行したい時もありますよね?
方法2:必要なDLLをコピーする
パスを通すのが難しい場合は、<Cygwinインストールディレクトリ>¥binの中にあるdllをCygwinプログラムと同じディレクトリに入れておけばOKです。
例えば、cat.exeをCygwinの入ってないパソコンで実行したければ、<Cygwinインストールディレクトリ>¥binから
- cat.exe
- cygwin1.dll
- cygiconv-2.dll
- cygintl-8.dll
の4つのファイルをコピーすれば動作します。
必要なDLLを調べるには、どうすればいいかというと、実行したいパソコン上で、Cygwinプログラム(例えばcat.exe)を実行してみてください。
足りないDLLがあると、『xxx.dllが見つからないため・・・』というメッセージが表示されますので、ここに書かれているDLLを探して、それをexeファイルと同じディレクトリに入れればOKです。
Cygwin上でビルドしたプログラムでも同じ方法が使えます。