OEMパーティションなどの保護パーティションを削除する方法

以前にPCの内蔵HDDとしていたものをHDDケースに入れて外付けHDDとして活用することにしました。

いつものようにディスクの管理からパーティションを削除してフォーマットしようと思ったのですが、OEM パーティションというパーティションが削除できませんでした。

20141130_partition1.png

OEMパーティションを削除する方法

こんなときは、diskpartコマンドです。

まず、コマンドプロンプトを管理者権限で立ち上げてdiskpartコマンドを実行します。管理者権限での立ち上げ方が分からない方はこの記事を読んでください。
コマンド プロンプト: よく寄せられる質問 - Windows ヘルプ

diskpartコマンドが立ち上がったら、

  1. list diskでパーティションを削除したいHDDのディスク番号を調べる
  2. list partitionで削除したいパーティションのパーティション番号を調べる
  3. select partition <パーティション番号>でパーティションを選択する
  4. delete partition overrideを実行

で削除できます。

C:\WINDOWS\system32>diskpart
Microsoft DiskPart バージョン 6.3.9600
Copyright (C) 1999-2013 Microsoft Corporation.
DISKPART> list disk
ディスク      状態           サイズ   空き   ダイナ GPT
###                                          ミック
------------  -------------  -------  -------  ---  ---
ディスク 0    オンライン           232 GB      0 B
ディスク 1    オンライン           465 GB   451 GB
DISKPART> select disk 1
ディスク 1 が選択されました。
DISKPART> list partition
Partition ###  Type                Size     Offset
-------------  ------------------  -------  -------
Partition 1    OEM                 14 GB   451 GB
DISKPART> select partition 1
パーティション 1 が選択されました。
DISKPART> delete partition override
DiskPart は選択されたパーティションを正常に削除しました。

ちなみに、delete partition実行時にoverrideをつけないと、

DISKPART> delete partition
仮想ディスク サービス エラー:
force protected パラメーターを設定しないと、保護されたパーティションは削除できません。

というエラーが発生しますので、気をつけてください。 一応、ディスクの管理を表示してみると、

20141130_partition2.png

ちゃんとパーティションが削除されていました。