昔はVisual Studioは高くて高くて購入なんかできませんでしたが、今では無償で使うことができます。
無償で使えるVisual Studioには
- Visual Studio Community
- Visual Studio Express
の2種類があります。
それぞれの違いを見ていきましょう。
Visual Studio Community
Visual Studio Communityは無償で使えるにも関わらず、Visual Studio Professionalと同等の機能を使えるというマイクロソフト大盤振る舞いのエディションです。
ただし、利用できるのは個人や小規模企業に限られます。
- 個人用
個人開発者の方はどなたでも、独自の無料/有料のアプリを作成するために Visual Studio Community を使用できます。- 組織用
- 組織が学習環境のクラスルームで、アカデミックな研究のため、あるいはオープン ソース プロジェクトに寄与するために、Visual Studio Community を使用する場合には、ユーザー数に制限はありません。
- エンタープライズ以外の組織では最大 5 ユーザーで Visual Studio Community を使用できます。 エンタープライズ組織 (PC 250 台または年間売上が 100 万米ドルの組織) については、オープン ソース、アカデミックな研究、学習環境のクラスルームといった前述のシナリオ以外で使用することはできません。
つまり、ある程度の規模の企業では使えません!これは痛い!
詳しくはこちらを参照してください。
MICROSOFT VISUAL STUDIO COMMUNITY 2017 - Visual Studio
Visual Studio Express
こちらは利用の制限はありません。商用利用もOKです。
ただし、Communityや有償のProfessionalと比べると使える機能に制限があります。
例えば、今ではあまり使うこともないかもしれませんが、MFCなんかもExpressには含まれません。
まぁ、私の場合はExpressに含まれる機能だけでも十分業務には使えるんですが、困ったことが一つ。
それは、現行のVisual Studio 2017 Expressが最後のExpressエディションになるということ。つまり、Expressはもう終わりってことです。
まじかー!
本業はPCソフトの開発ではないけど、業務で使用するツールやらテストプログラムやらを作るのにExpressは大活躍してるのに。この用途だと予算も下りないし。どうしよう。。。
無償版Visual Studioのダウンロード方法
Visual Studio Communityのダウンロード
Visual Studio Communityはこちらからダウンロードできます。 無料の IDE と開発者ツール | Visual Studio Community
Visual Studio Expressのダウンロード
Visual Studio 2017 Expressのダウンロードとインストール方法はこちらの記事で詳しく解説しています。 [st-card id=2665 ]
Visual Studio Expressの代替環境
上で説明したようにVisual Studio Expressは2017で終了となります。
そのあとは、Communityを使いたいところなのですが、企業の規模によっては使用できません。
しょうがないので代替環境に移行することも考えないといけません。
Visual Studio 2017 Expressの代替環境と言えばこれですね。
C/C++ならこれでも十分開発可能です。C#にも対応してほしいなぁ。