MDK-ARMでgccを使う方法

MDK-ARMでは通常はARMCC5(armcc)やARMCC6(armclang)を使いますが、実はGCCも使うことができます。

無料のMDK-ARM LiteではARMCCで生成できるオブジェクトサイズに制限がありますが、GCCを使えば、そんな制限なしでMDK-ARM Liteを使った開発をすることができます。

設定方法

Projectペインからターゲットを右クリックして[Manage Project Items...]をクリックします。

[Folders/Extensions]タブの[Use GCC Compiler (GNU) for AMR projects]にチェックを入れます。

Folderには使用するGCCのインストールディレクトリを指定してください。

例えば、6-2017-q2-updateなら

C:\Program Files (x86)\GNU Tools ARM Embedded\6 2017-q2-update\

と入力します。

[OK]をクリックし、ダイアログを閉じます。

これでビルド時にGCCが使われるようになります。次にGCCのオプション設定を行います。

GCCオプション設定

Projectペインからターゲットを右クリックして[Options for Target ...]をクリックします。

[CC]や[Assembler], [Linker]タブにGCCのオプションを設定します。

これでMDK-ARMでGCCを使った開発ができるようになります。