【無料でできる!】Windows 8 Enterprise 評価版+VMware Playerで仮想マシン環境を作ろう

過去、何度かVMware Playerを使って仮想PC環境を作る方法をご紹介しました。

この辺で初心者の方にも分かりやすくまとめておこうかなと思ってこの記事書きました。これから仮想PC使ってみようかなという方は参考にしてください。

この記事では、仮想PCソフトにVMware Player、OSにWindows 8 Enterprise 評価版を使用します。どちらも無料で使う事が出来ますので、手軽に仮想PCを作るのに最適です。

仮想PCソフトと言うのは、簡単に言うとパソコンの中にもう一つ別のパソコンを作り出すソフトです。

これを使うと、例えば、Windows 7のアプリの一つとしてWindows 8を動かすなんて事が出来ます。例えば、下の画像では、Windows 7上でVMware Playerを動かし、そのVMware Player上でWindows 8 Enterprise 評価版が動いています。

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※クリックで拡大します

ちなみに、VMware Playerを動かしているOS(今回の場合はWindows 7)の事をホストOS、VMware Player上で動いているOS(今回の場合はWindows 8 Enterprise 評価版)の事をゲストOSと言います。

準備

まずは、必要なソフトのダウンロードとインストールです。

VMware Playerのダウンロードとインストール

VMware Playerはこちらからダウンロードできます。
ダウンロード VMware Player 4.0.4

今回はVMware Player 4.0.4を使用しました。 (私の環境では、4.0.5に不具合がありました。詳しくは一番下の補足を読んでください)

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バージョンを選ぶと、その下にダウンロードできるファイルが表示されますので、VMware Player for Windows 32-bit and 64-bitの横にあるダウンロードボタンを押してください。ダウンロードしたファイルを実行すればインストールが始まります。

memoVMware Player 4.0系をインストールすると、Windowsの自動実行機能が無効になります。これを復活させる方法についてはこちらを参照してください。 vmware player 自動実行 復活 - Google 検索

Windows 8 Enterprise 評価版のダウンロード

Windows 8 Enterprise評価版はMicrosoftが無償で提供しているもので、最大180日使用する事が出来ます。

Windows 8 Enterprise評価版はこちらからダウンロードできます。
Windows 8 Enterprise 評価版のダウンロード

20130207_windows8_dl.png

画面の一番下に[いますぐダウンロードする]ボタンがありますので、これを押してください(32bit版、64bit版のどちらを使ったらいいか分からない場合は、32bit版がおすすめです)

なお、ダウンロードにはマイクロソフトアカウントが必要になります(持っていない方は新規作成してください)。画面の指示に従って進めていくと、ISOファイルのダウンロードが始まります。

ちなみに、Windows 8 Enterprise 評価版のISOファイルは下の画像の様にやたらとファイル名が長いです。

20130207_windows8_iso.png

VMware Player上にWindows 8 Enterprise 評価版をインストール

Windows 8 Enterprise 評価版のダウンロードが終わったら、VMware Playerを起動します。下の図の様なホーム画面が表示されますので、新規仮想マシンの作成をクリックします。

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新しい仮想マシンウィザード画面が表示されるので、インストーラ ディスクイ メージファイルを選択して、先ほどダウンロードしたWindows 8 Enterprise評価版のISOファイルを指定して[次へ]を押します。

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ゲストOSの選択画面が表示されますので、ゲストOSにMicrosoft Windows、バージョンにWindows 7(32bit版をインストールする場合)またはWindows 7 x64(64bit版をインストールする場合)を選択して[次へ]を押します。

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memoVMware Player 5.0以降を使う場合はWindows 8が選択できますので、Windows 8またはWindows 8 x64を選択してください

簡易インストール情報では、フル ネームにユーザ名(任意)を入力します。ここでは、Userとしてみました。Windows 8 Enterprise 評価版をインストールする場合は、Windowsプロダクトキーは空白でOKです。

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[次へ]を押すと、下の様なダイアログが出ますが、気にせず[はい]を押して続行します。

20130207_install05.png

仮想マシンの名前画面では、仮想マシン名と、ファイルを保存する場所を指定します。仮想マシン名は分かりやすい名前を付けてください。場所は特に問題なければ変更しなくてもOKです。[次へ]を押して続行します。

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ディスク容量指定画面が表示されますので、お好みで設定してください。ディスク最大サイズは少し大きめにしておいた方が安心ですので、100GBに設定してみました。[次へ]を押して続行します。

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仮想マシンを作成する準備完了の画面が表示されるので、[次へ]を押して続行します。

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そうすると、VMware Player上でWindows 8 Enterprise 評価版のインストールが始まりますので、インストーラの指示に従ってインストールを続けます。

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しばらくすると、Windows 8 Enterprise 評価版のインストールが完了して、スタート画面が表示されます。

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スタート画面の下の方を見ると、『簡易インストールが Windows 7にVMware Toolsをインストールしています。』と表示されていますね。この表示が消えるまで少し待ちます。

この表示が消えると、Windows 8が自動的に再起動します。これでWindows 8が使える様になりました。

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次回からは、VMware Playerのホーム画面にWindows 8が表示されます。これをダブルクリックすると、Windows 8が起動します。

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Windows 8 Enterprise評価版の有効期限延長

今回使用したWindows 8 Enterprise評価版は90日間使えます。90日を過ぎると、デスクトップの右下に有効期限が切れていますと表示されます。このままでは、一定時間置きにWindows 8 Enterprise 評価版が再起動してしまいます。

その場合は、こちらを参考に使用期限を延長してください。
Windows 8が無料で使える!?Windows8 Enterprise評価版の有効期限(試用期間)延長方法

便利機能

VMware Playerには色んな便利機能があります。例えば、ファイルをホストOSからゲストOS(VMware Plyaer上のWindows 8 Enterprise 評価版)のデスクトップにD&D(ドラッグアンドドロップ)してみてください。そのファイルがゲストOSにコピーされましたよね。その逆も可能です。

また、ホストOSとゲストOSの間でコピー&ペーストも可能です。めっちゃ便利ですね。

補足

補足をいくつか

補足1

VMware Player 5.0系を使う場合、VMware ToolsのインストールによりゲストOSが不安定になる場合があります。その場合は、ゲストOSからVMware Toolsをアンインストールして、VGAドライバ以外を再インストールしてください。詳細はこちらを参照してください。
VMwarePlayer 5.0 + Windows8 + VMwareToolsのハングアップ回避

補足2

VMware Player 4.0.5を使う場合、環境によってはゲストOSが不安定になる事があります。そんな場合はこちらを試してみてください。
VMWare Player+Windows7で回復不能なエラー&画面真っ暗になる件 解決!

補足3

ホストOSが64bitの場合、VMware Playerの起動がやたらと遅くなる場合があります。そんな時は、これを試してみてください。
Windows7でVMWare Playerの起動が遅い件解決!

補足4

この記事では、Windows 8 Enterprise 評価版を使用しましたが、正規のWindowsライセンスを持っている場合はそれを使ってもOKです。正規ライセンスがあれば、期限を気にすることなく使えますからね。 Windows XPならヤフオクで数千円で買えますのでおすすめです(もちろん、購入は自己責任で。

補足5

Windows 7 Enterprise 評価版を使った仮想PC環境の作り方もまとめました。 Windows 7の方がいい!という方は、こちらを見てください。
【無料でできる!】Windows 7 Enterprise 評価版+VMware Playerで仮想PC環境を作ろう

Ubuntuを使った仮想PC環境の作り方もまとめました。 こちらでは、VMware PlayerではなくVirtualBoxを使ってます。
【無料でできる!】Ubuntu+VirtualBoxで仮想PC環境を作ろう